痛い 感覚がある限り、死は免れる そう思えば、この辛さも、苦しみも、いつか愛しいものへと変わるだろう 痛い 私の身体は、私のものじゃなかった 昔は悪い意味で 今は良い意味で もしも、なんて言葉への憧憬がとろける頃、 私の痛みと傷みも、とけてきえてしまうだろうか 痛い ただの違和感 そう思い込め 冷静に冷徹にいつも通り みだらでみだれてただれた世の中に囲まれても 僕が僕で在る為に 痛い そんな生体反応すら、生温い 手、足、歯、熱で、 腕、脚、首、心に、 ありったけの痕を与えてやる お前をさすのは僕の、僕だけの特権 磔にするのだって僕だけの役目 辱めるのも弄ぶのも貶めるのも 僕だけに許されている 僕だけに許される ここはだれにもみえないんだから どうなっていようとかまうまい 痛い いたいいたいいたい |