真雪さんより瀬田と佐川。


 「瀬田君、大丈夫―?」
 「ん…。」
 いつも凛と張っている親友の声は、今日は少し頼りない。
 「俺に付き合わなくてもいいよって言ったのにー。お水もらおっか?」
 「ごめん、お願い…。」
 ちょうど後ろを通った店員のお姉さんからコップを受け取り、カウンターに突っ伏した瀬田君に差し出す。大きく息をついて受け取ると、一気に飲み干した。
 「久しぶりに呑んだな…。」
 「今日はやたらとペース速かったねー。なんかあったの?」
 「…ううん、何も無いよ。それより、佐川君は楽しめた?」


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