頬に温かみを感じてふと目を覚ました 目を開ければぼやけた視界の中鈍く光る彼の目と目が合う 温かな温度から香るのは彼の香水で 頬に感じたくすぐったさでようやく撫でられているのだと気づいた 彼に手を伸ばせば、その手は捕まえられてしまい その指を彼は口に含むと、反応を楽しむように私の手を舌で犯し、 顔を反らすと今度は私の耳にしゃぶりつく ゆっくりと彼の手が太ももから腹部へ伝って来るのが感じられて 腹部をそっと撫でられるその愛撫に耐えられず、そっとシーツを掴む 「本当に…お前って可愛いよな」 鈍く光る瞳が見下ろして、笑った 「あ い し て る」 頬に痛みを感じてふと目を覚ました 目を開ければぼやけた視界の中鈍く光る彼の目と目が合う 生臭いそれは血の臭いで 頬に感じた痛みでようやく殴られたのだと気づいた 助けを乞うように彼に手を伸ばせば、その手は捕まえられてしまい その指を彼は口に含むと、獣のように私の手を噛んで 顔を反らすと今度は反対側の頬を殴られた ゆっくりと彼の手が太ももから腹部へ爪を立ててくるのが感じられて 腹部に膝を叩きつけられるその痛みに耐えられず、そっとシーツを掴む 「本当に…お前って可愛いよな」 鈍く光る瞳が見下ろして笑った 「夢、見てた…」 「へぇ、どんな夢?」 「レンが…私に優しくしてくれてたよ」 「まさか、それ信じちゃってたの?」 ……それこそまさか、だね。 |