まことさんさんより、瀬田×井之上戴きました。


「先生は人を愛したことがありますか?」



きっかけは携帯で撮った一枚の写真



つまらない補習の時間
暇つぶし程度の余興
その中に隠された罠に彼は気づくだろうか



「どうしたの、いきなり」
「気になっただけです。ほら、先生モテそうだから」
「そんなことないよ」
「嘘!ねね、先生って付き合ってる人いるの?」



偶然見かけた姿
思わず撮った写真
知ってしまった真実



それは誰にも知られることなく、私の携帯の中で眠り続けてる




「いないよ」



先生は嘘つきだ



「じゃあ、私と付き合おうよ」
「もう少し大人になったらね」



まるで信じてないような言い方
冷たく言い放つのに、



「それに井之上さん、付き合ってる人いるのにいいの?」
「瀬田せんせぇ…」
「井之上さんみたいな人が彼女なら付き合ってる人は幸せだね」



心にもない温かい言葉で惑わせる
興味がなさそうに見えるのに、実はちゃんと見てるから期待してしまう
それは「彼女」も同じ?



「終わった!ね、先生終わった!帰っていい?いいよね!」
「いいよ。お疲れ様」
「やった!」



狂気にも似たそれは携帯と一緒にポケットにつっこんで



「じゃあね、先生!さようなら!」
「気をつけて帰ってね」



でも消すのはまだ待って
まだここにいて
いつか…



「先生」
「どうしたの、城崎さん」



いつか狂気が目を覚ますまで